近年、借り入れ額が増やせるため、夫婦や親との一緒に複数人で住宅ローンを組んで不動産購入をする方が多くいます。
今回は、共有名義とはなにか、不動産を共有名義で購入する方法、メリットとデメリットを解説していきます。
共有名義でマイホーム購入を検討している方は、ぜひ記事を参考にしてみてください。
共有名義での不動産購入方法とは?
共有名義とは、一戸建てやマンションなどの不動産を購入する際に複数人で出資することです。
なお、不動産登記時の持分の割合は、出資額の割合で決まります。
共有名義の特徴は、単独で不動産購入するときよりも借り入れ額が増えることです。
不動産購入時に共有名義にする際は、購入時に仲介会社または住宅工務店などの担当者へ意向を伝えましょう。
そのあと、現金で出資金を準備するのか、住宅ローンを利用するのかにより事前審査や本審査を受けます。
共有名義を利用して不動産購入するメリットとは?
メリットは、2つです。
1つ目は、住宅ローン控除を2人分受けられることです。
住宅ローン控除とは、住宅ローンの年末残高の0.7%が所得税と住民税から控除される制度であり、新築の場合は原則13年、中古住宅の場合は10年間控除を受けられます。
2つ目は、相続税を節税できることです。
たとえば単独名義である債権者が亡くなり、不動産物件を相続した際、不動産評価額のまま課税されます。
一方で共有名義の場合は、亡くなった方の持分に対してのみ相続税が課税されるため、節税できることが多くなります。
共有名義を利用して不動産購入するデメリットとは?
デメリットは、4つです。
1つ目は、売却しにくいことです。
共有名義の不動産は、名義人全員が同意しなければ売却できません。
2つ目は、相続が発生し、所有者が増えた場合に管理などが複雑になることです。
共有名義のどちらかが他界した場合に、相続人が複数いると、そのまま複数人で所有することがあります。
所有者が増えていくことで、売却する際の手間が増えるのはもちろん増改築も難しくなるでしょう。
3つ目は、贈与税扱いになる可能性があることです。
2人で共有名義にて不動産購入したものの、どちらか一方が返済できない場合に、もう一方が住宅ローンをすべて支払うと、贈与と見なされるケースがあります。
4つ目は、住宅諸費用が倍かかることです。
不動産取得税や事務手数料などは購入する人それぞれに必要です。
まとめ
共有名義で不動産購入する場合には、デメリットを把握したうえでしなければ後悔することもあるでしょう。
なかでも夫婦で不動産購入した場合に支払いができないケースに至った場合、肩代わりしてしまうと贈与税が発生する可能性が考えられます。
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