一戸建てを購入する場合は「建売住宅」と「注文住宅」のどちらかを選ぶことになりますが、ここで注目したいのはそれぞれの寿命です。
この2つはどちらのほうが長持ちしやすく、どの程度の法定耐用年数を擁するのでしょうか。
今回は建売住宅の寿命を延ばすためのメンテナンス法についても触れながら、簡潔に解説します。
建売住宅の寿命の長さとは
建売住宅の寿命の長さは建物の構造によって異なりますが、目安としては20~30年程度と考えると良いでしょう。
法定耐用年数を見ると、木造・合成樹脂造の場合は22年、軽量鉄骨造の場合は27年、鉄骨造は34年、鉄筋コンクリート造は47年に設定されています。
ただし法定耐用年数は資産価値を計算する際に活用するもので、法定耐用年数を超過した建物=寿命を迎えた建物というわけではありません。
きちんとしたメンテナンスをおこなえば、仮に木造住宅だとしても30年以上住み続けることは可能です。
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建売住宅と注文住宅の寿命は違うのか
結論として、建売住宅と注文住宅はどちらも同じ建築基準法にのっとって建てられているため、どちらも寿命は変わりません。
耐震性や耐久性などの基準は変わらないため、どちらかの劣化が早まったり、遅くなったりすることはないのです。
また、建売住宅と注文住宅はどちらも同じ基準の「住宅品確法」によって品質が保証されています。
引き渡しから10年以内に欠陥が見つかった場合、建売住宅と注文住宅いずれも無償修理による対応を受けられるため安心です。
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建売住宅の寿命を延ばすためのメンテナンス法
建売住宅の寿命を耐用年数以上に延ばすためには、新築後10年を目安に外壁・屋根塗装をおこないましょう。
外壁や屋根が劣化すると建物が雨風の影響を受けやすくなり、雨漏りなどの問題が発生する可能性が高まります。
また、シロアリが棲みついた場合も建物に甚大なダメージを与えるため、4年周期で防蟻処理をおこなうのもおすすめです。
これらの対策を施すことで建物内部へのダメージを抑え、建売住宅を長持ちさせやすくなります。
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まとめ
建売住宅の寿命の長さは建物の構造によって異なり、目安としては20~30年程度と考えましょう。
建売住宅と注文住宅は同じ基準で造られているため、どちらを選んだとしても寿命の長さは変わりません。
建売住宅の寿命を延ばすためには、外壁・屋根塗装やシロアリ駆除といった対策を徹底し、定期的にメンテナンスをおこなうことが重要です。
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